知事も道警も公安委も無反省「謝罪と検証を」丸山道議迫る
安倍晋三首相(当時)の街頭演説にやじを飛ばした市民が、警察官に排除されたのは違法と認定する判決が、8月に確定しました。判決を受け、一般質問で丸山はるみ道議は、被告である知事、違法行為を行った警察本部長、道警を指導する公安委員長に対応を求めました。
丸山道議は「違法と確定したことに対して、謝罪をすべきだ」と迫りましたが、吉本淳一公安委員長、伊藤泰允警察本部長は謝罪する意思を示さず、鈴木直道知事は「道警察において一貫して方針を判断し、対応してきたもの」と突き放す態度です。
丸山道議は「鈴木知事は、警察本部長に、適正な職務執行に努めていただきたいと発言していたではないか。警察が道民の表現の自由を侵す行為は二度とあってはならないとの認識はあるのか。それすら示さずに適正な職務執行などと絵に描いた餅」と知事の姿勢を厳しく批判しました。
伊藤警察本部長は、具体的再発防止の対策について明言しないままです。
丸山道議は「違法・違憲と断罪されたことの重要性の認識が、答弁から伝わらない。被害者への謝罪と違法な職務執行の検証は避けられない」と強調しました。