2023年度、北海道ではいじめ認知件数、不登校生徒数ともに過去最高を更新しました。道教委は、いじめ件数については、アンケート等により児童生徒の見守りが丁寧に行われるようになったこと、不登校については休養の必要性を明示した趣旨の浸透やコロナ禍の影響によるものと見解を示しています。
丸山道議は、重大案件(いじめにより、命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがある)が、なくならないことについては引き続き懸念があると指摘しました。
教職員は、専門家関係機関とチームを組み、役割分担で児童生徒への支援に当たっている他、いじめを早期に発見するためのツールを活用するとしていますが、一方、児童生徒と向き合う時間確保に苦慮しています。
丸山道議は、いじめ・不登校への対応には教師と生徒が対面する時間の確保がなにより必要と、教員の増員を求めました。
道教委は、人材の一層の確保が必要との認識を示しながらも、教職員定数配置の拡充については、国に対し強く要望していくと、これまでの答弁を繰り返しました。
