2023年6月7日に開催された「子ども政策調査特別委員会」で、丸山はるみ議員は”母子生活支援施設”の老朽化対策・機能強化について質問しました。
母子生活支援施設では児童福祉法に基づく施設で、母子家庭やDV被害を受けた女性が子どもと一緒に利用し、自立に向けて生活をすることができます。
丸山道議の「近年ではDV被害や虐待を受けた児童の入所もあり、施設の意義と役割はより増しているのではないか」との質問に、道は「困難を抱えた母子世帯を支援するために重要な施設と認識している」とその重要性を認めました。
丸山道議は道の所管である小樽市の施設(1942年建設)の老朽化について小樽市議時代に調査しており「冬は廊下の窓から雪が吹き込み、部屋の仕切りの引き戸も閉まらなくなる」と告発。「道はこうした実態を把握しているのか」と迫りました。
施設の建て替え等に利用できる補助金は、その4分の1が事業者の負担となるため対応が遅れ、存在が危ぶまれる状況です。丸山道議は「主たる取り組みを施設設置者に求め、道自身が積極的に関与してこなかった姿勢を是正すべきだ」と追及。施設機能強化や持続可能な施設運営など「道としてあるべき姿をまとめ、計画に反映すべきだ」と求めました。
森みどり子育て支援強化課長は「困難な状況にある母子家庭も増えてきており、安心して自立した生活が送れるように既存事業の効果検証と見直しを実施する」と答弁しました。