2024年7月16日から19日にかけて、北陸と関西の4県に、視察に訪れました。
福井県高浜町「UMIKARA」
福井県高浜町「UMIKARA」では、海や漁村の地域資源を活用し、地域振興を図る海業(うみぎょう)の取り組みで漁業を中心とした6次産業化に取り組んでいます。
市場に隣接したスーパーには、大きないけすが並び、泳ぐ魚を選ぶと、店内でさばいてくれます。
今は観光客向けBBQ(バーベキュー)施設の試験運用を実施。この事業で新規漁業者も生まれています。
比叡山延暦寺
琵琶湖を見下ろす比叡山延暦寺は、2016年から10年かけて総本堂である根本中道を大改修中です。
延暦寺の職員が山林の管理に森林組合とともに取り組んでいます。
シカの食害増加のため、伐採後に植林した苗の保護が課題といいます。
岐阜県立森林アカデミーでは、道内北森カレッジと同様、林業人材の育成にあたっています。
滋賀県林業会館
滋賀県林業会館では、滋賀県内の森林から伐採された原木を県内の認定加工事業体で加工した「琵琶湖材」を使用し建設されています。
県内に大型製材工場がなく、一般住宅向けの製材品を活用。設計から工夫を凝らし、県産材を活用しています。
岐阜県立森林アカデミー
岐阜県立森林アカデミーでは、道内北森カレッジと同様、林業人材の育成にあたっています。
生徒たちは、校内に欲しい施設を自分たちで増設。
座り心地の良い椅子を置いたホールの設計施工を説明してくれた生徒は、前職がブライダル関係と聞き一同驚き。併設する森林総合教育センターは、子どもから大人まで利用できる木育の拠点となっています。