新型コロナで4年ぶりの開催となった北海道女性議員協議会総会(6/29)。第68回目の今年は江別市が会場でした。1952年の第1回目からほぼ毎年開催、参加対象は北海道の女性議員であることのみ。党派も問わず長期に渡る取り組みは余り例がありません。
今回は、札幌市男女共同参画センターの菅原亜都子さんから「ジェンダー平等実現」についての講演が行われました。
菅原さんは、第3期目の内閣を発足したカナダのトルドー首相は、これまで男女同数の内閣を維持してきたと紹介。以前その理由を会見で問われ「もう2015年なのだから」と答えたとし、男女同数は当たり前に実現されるべきとの言葉に、参加者は大きく頷きました。
また若い女性が、社会の閉鎖感から道外へ、さらには国外へ活躍の場を求めているとし、女性が生きにくいままでは人口流出も少子化も解決しないと話すと会場から賛同の声が上がりました。
~市内視察は驚きの連続~
二日目はオプショナルツアー。まず江別市が改修を行った旧町村農場です。資料館では農場の歴史を学び、お子さんが遊べる広間に、庭での散策と多くの市民に利用されていました。
次は江別河川防災ステーション。過去に繰り返された河川氾濫。この施設の開業は2002年、災害時の復旧活動拠点としてはもちろん、普段から災害学習やイベントで活用できます。
最後の江別セラミックアートセンターではこの地で製造されたレンガが、北海道の近代化に寄与した歴史を学習。
行政の取り組みから文化まで、貴重な学びとなりました。