「広報紙ほっかいどう3月号」ではラピダス社・半導体事業の特集を組みました。さらに道は新年度広報紙の発行を一回増やす予算2500万円を別立て計上しています。
他府県に見られない広報紙の4分の3近くの紙面を割いての1企業の特集が道広報媒体の役割なのか。住民福祉の増進に資する情報提供より優先されるべきなのか。知事の認識を質しました。
日本共産党道議団の調査では、道の広報紙と同様に4分の3近くも紙面を割いて1企業等を特集した都府県は一つもありませんでした。他都府県に例を見ない広報誌の活用について知事は「国内でも例のない国家プロジェクトの効果を全道に波及させる目的と道民理解の促進のため」と答弁しています。
丸山道議は「道財政が厳しいと言いながら2,500万円追加で増刊発行の余裕はないのではないか。突出した1企業優先と受け取られる広報紙の使い方は見直すべき」と質しました。
何より優先すべきは 住民福祉の増進に資する情報
丸山道議は「道は広報媒体の役割について、国保の減免制度や地域作り交付金の周知を行うこととしている。増刊号の誌面編成については住民福祉の増進に資する情報提供が何より優先して反映されるべき」と知事の認識を問いました。
知事は国家プロジェクトであることを強調し道民の理解と共感を得ることが重要と繰り返しました。