沖縄の負担軽減との名目で、道内においても繰り返される日米共同訓練。丸山はるみ道議は第三回定例道議会で、強化される訓練と日米同盟一辺倒によらない外交について、知事の認識を問いました。
繰り返される負担軽減という名の訓練
丸山道議の質問に、道は過去3年間で、沖縄の負担軽減が目的とされる道内での訓練は実弾射撃訓練・千歳基地への訓練移転、オスプレイを使用した日米共同訓練等7件と答えました。
丸山道議が「兵器の種類が大型化、高性能化している。ロケット砲も持ち込まれる事態の常態化を把握しているのか。訓練規模についての検証は行っているのか」とただすも、北海道防衛局から訓練概要の説明を受けているとの答弁にとどまり検証を行っているとの答弁はありません。丸山道議が指摘した夜間訓練は、移転前の一時期はキャンプハンセンでは行われてはいなかった事実を道は把握していなかったことが判明しました。
対話による緊張緩和こそ国に求めよ!
丸山道議は「負担軽減と言われているが具体的な検証は行われていない。沖縄の負担軽減を理由に日米共同訓練の強化につながると危惧する。同盟一辺倒ではなく、対話による緊張緩和に力を入れるよう国に求める必要が高まっている」と強く指摘しました。