丸山はるみ道議は10月5日、道議会予算特別委員会で、予期しない妊娠・出産への相談対応を行う「にんしんSOSほっかいどうサポートセンター」の支援の充実を求めて鈴木直道知事に質問しました。
「サポートセンター」寄せられる妊娠相談
同センターは、道の委託を受けて昨年(2022年)12月に開設され、平日夜間と土日祝日に電話相談に応じています。受託者である社会福祉法人は独自事業として24時間365日の相談対応、居住スペースの確保や同行支援といったワンストップ型支援も行っています。道はこうした支援事業を行っている事業所は、道内ではここだけと明らかにし、鈴木知事は「個別の悩みに応じて支援につなげる活動は重要」とその意義を認めました。道の委託料の他に財団法人の助成金でまかなっていますが、今年度で助成金が打ち切られるとして事業の存続が危惧されています。丸山道議は「若い女性が出産後、生まれて間もない乳児の命を奪う事件が後を絶たない。しかし相談窓口につながれば子の命は守られます。親子のその先の人生が紡がれていきます。道の責任で24時間365日のワンストップ型支援を実施していく必要がある」と事業整備の決断を知事に迫りました。
知事「整備に取り組む」
知事は「委託法人と連携を密にし、予期せぬ妊娠などに悩む若年妊婦の方々に寄り添い、適切な
支援につながるよう相談支援体制の整備に取り組む」と答弁しました。