2025年10月29日、万一の場合に防災対策を円滑に実施出来るよう、関係機関との連携や関係者の防災技術の向上を図るため、道と原発周辺13町村が主催した防災訓練が行われ、その様子を丸山議員が視察しました。
北海道原子力防災センター
共和町にあるセンターの運営に関する訓練は、原発周辺の道路が通行止めとなった想定で行われました。情報共有のために張り出された地図を見ると、実際の避難の困難さは想像以上であろうと感じました。緊急時には150人を超える要員が、ここでの運営にあたることになります。

アップルポート余市にヘリで避難
前日に地震が起きたと想定し、孤立した神恵内村からヘリで避難する訓練です。今回はお二人がヘリに乗り込みます。実際は、一度に最大10人程度、所要時間は片道15分程。しかし天候の影響は受けるでしょう。
多方面で活躍するドローン
昨年度の視察に引き続き、今回もドローンで上空から災害情報の収集、映像での確認の様子を視察しました。住民への広報は、多言語対応可能です。今回は物資輸送訓練で、約25㎏までの荷物をドローンで運ぶ訓練が行われました。
屋内退避にエアテント
複合災害で想定される屋内退避。陽圧の室内環境が大きな課題です。今回、古平町の障害者支援施設「共働の家」で、移動が可能な陽圧防護テントが紹介されました。
居室用は8メートル四方、10床のキャンプ用ベッドが設置可能。空気浄化の機械をセットにして、約3千万円という説明でした。
屋内退避中の陽圧環境は多くの人が懸念を示しています。技術的には対応可能としても費用は誰が負担するのか。国や道、北海道電力が責任を持つのか、大いに疑問を感じました。
