丸山はるみ道議は釧路湿原で大規模太陽光発電所の建設が行われている問題で法令遵守・正当な手続きのあり方、適正な規模、環境と生物多様性の保全等について知事に質しました。
メガソーラー開発は生物多様性の保全とともに
不適切な生息調査違法な樹木伐採
釧路湿原でのメガソーラー建設事業では、オジロワシの営巣やキタサンショウウオの生息調査を適切に行わないままの工事着手、樹木の違法伐採、土砂の盛り土が大きな問題になっています。丸山道議は事業者に厳正に対応することを知事に迫りました。
知事は事業者が速やかに調査を実施するよう対応状況を随時、確認する考えと答弁しました。
丸山道議はさらに、メガソーラー開発行為に関し、生物多様性保全をはじめとして、16ないし17本の法律・自治体条例の関与があり、所管部も多岐にわたることから事業者と自然保護協定を結ぶなど、新たな対策が必要ではないかと知事の見解を質しました。
知事の答弁は、市町村や関係部局間の連携を強化し、事案の早期把握と的確な対応につなげていくにとどまりました。
実効性ある対策を求めて
丸山道議は、釧路市を訪問し、専門家や市の見解をうかがってきたとして、生物多様性を保全しながら、開発行為区域のゾーニングが可能になるよう釧路市が条例制定に踏み込んだことを紹介しました。そのうえで「再生可能エネルギー発電は、適切な規模で生物多様性を保全しながら進めるべき」と対策を要求しました。
知事も「地域の理解のもと生物多様性、自然環境、景観との調和が前提」と述べました。

