年に一度行われている北海道原子力防災総合訓練が、10月30日に実施されました。丸山はるみ道議が一部を視察しました。
訓練は、円滑な原子力防災対策の実施、関係機関との連携と関係者の防災技術の向上、地域の皆さんの防災意識向上や対策への理解促進を目的に実施されました。
孤立地域の発生を想定した取り組み
今年(2024年)1月の能登半島地震を受け、孤立地域からの避難を想定し、ドローンを使った情報収集等の訓練が実施されました。
陸上自衛隊のドローンでは上空から撮影した映像をリアルタイムでモニターにより確認します。
風速13メートルまで運行可能です。
また、羊蹄山麓消防組合では、今年8月に導入したドローンを活用して避難指示等のアナウンスを実施、クリアな音質で多言語対応、映像を見ながら職員が話しかけることもできると説明がありました。
ヘリコプターでの住民避難訓練
仁木町銀山地区で、土砂災害や道路損壊で孤立したと想定。
住民を北海道警察のヘリコプターで、避難退域時検査場所を開設したキロロリゾートに輸送する訓練が行われました。
銀山地区にある、障がい者支援施設では、100人を超える利用者がいます。避難方法の実効性に疑問が残ります。
視察日程の都合のためか、今回の訓練では住民避難の様子が見られませんでした。訓練の実効性が問われます。原子力災害の被害を最小にするためには、原発を再稼働しないことです。