米の生産支え、安定的な供給を
丸山道議は、全国の米不足問題で事態の改善に向けた道のとりくみについて、「北海道として国に対し、事態の改善に向けた対応を求めたのか」と質しました。
道は道民に向けてSNSなどでの必要な量の購入の呼びかけや、農業団体等に円滑な流通の確保の申し入れはしているものの、実効的な手立てはしていないことがわかりました。
丸山道議は鈴木宣弘東京大学大学院特任教授が、米の生産調整から、出口戦略としての販売調整に切り替えることが必要であり、米の需要をつくるための財政出動を提言していることを紹介しました。その上で、主食である米の安定的な供給のためにこれまで生産調整型の米政策を抜本的に見直し、米の生産を支えるよう国に求めるべきと、道の姿勢を問い質しました。
道は全国有数の生産地である北海道が安定的に生産・供給していくことの重要性は強調しながらもスマート農業技術の導入、新種開発等、生産性向上への予算確保の要求にとどまり、販売調整への切り替え政策には言及しませんでした。