網走バス(株)による「どこバス」を視察しました。網走市内の輸送人員が、40年前の約20%に減少する中、「タクシーほどではないがバスより便利」なオンデマンドバスとして、2020年夏から実証実験を開始しました。
初は伸び悩んだ利用人数ですが、2年目には10倍を超えたそうです。市は赤字補填など支援しています。
紋別市では「空き家対策」について聞き取りを行いました。景観保全と安全対策のために、空き家の利活用だけでなく除却にも支援しています。地域住民から問い合わせのあった空き家では所有者を探し出すまでに数年かかるケースや、専門的知識を有する人材育成など、財政面以外の課題があるとわかりました。
広域紋別病院は現在、32週前後までの妊婦健診と、分娩は経産婦について扱っています。産科医不足は深刻だが、若い医師のキャリア形成への配慮が必要と新たな視点を得られました。
また、「もんべべサポート」の名称で、産後ケアにも力を入れていますが出産前後の母体と乳児を支える制度を、自治体の枠を超えて利用しやすくする必要があると感じました。
紋別市百年記念福祉会、道紋別養護学校では、障がい児が学校を卒業した後の暮らしの場所について、施設やグループホームへの入居が困難で、希望がかなえられておらず、道としてまずは、現状把握から対応が求められます。